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生物多様性保全

生物多様性に関する、私たちの継続的な取り組みについてご紹介します。

グッドデザイン賞 2016年度受賞

自然との共存を、これからも、ずっと。LIVING&GREENING

Prologue

『生物多様性への試み』
それは、これからの都市の姿を想うことから始まりました。

都市開発を手掛ける企業として、社会に、地域に、そしてお客さまのためにできることはなにか。そのひとつの答えが、「生物多様性への試み」。
2010年より、不動産開発に伴う緑地形成時には「地域に合わせた植生の緑地を形成し、生き物のすみかを作る」「可能な限り、地域性種苗の導入や絶滅危惧種の保全を図る」という考え方を導入し、生物多様性保全活動の深化と、生活者が身近に「生物多様性」を知り、体感できるための仕組み作りに継続して取り組んできました。

Concept

わたしたちが重要視する
3つの『多様性』

本取り組みは、生物多様性の3つの要素「遺伝子の多様性」・「種の多様性」・「生態系の多様性」を重要視し、マンション、オフィスなどの開発においてこれらの保全に努める先進的な活動です。

  • 遺伝子の多様性ーー地域性種苗

    立地ごとに、その地域の自然環境から得られる種子を育てた「地域性種苗」を植栽し、遺伝子の多様性を保全しています。(一部物件)

  • 種の多様性ーー絶滅危惧植物

    絶滅危惧植物を植栽し、生育することで種の多様性を保全しています。(一部物件)

  • 生態系の多様性ーー地域植生

    地域在来の樹種や草花など、地域の植生に合わせた生態系の多様性を保全しています。

Manual

一過性で終わらせない。
未来につなぐために。

Daigasグループでは、国際生物多様性年(2010年)に自然共生社会に貢献するため 「Daigasグループ生物多様性方針」を策定しました。
その方針のもと、不動産事業において、生活者が身近に「生物多様性」を知り、体感できる取り組みを進めるため、2013年度より生物多様性の取り組みを浸透させるマニュアルを整備し継続的実践しています。
地域性種苗・絶滅危惧種植物の保全促進と、地域在来樹種の採用・外来種不採用などにより、多様な生き物の存在を感じられる空間を創出しています。

Daigasグループ建築物外構 植栽・生物多様性配慮型植栽レファレンス

Partner

プロジェクトに賛同してくれる
地域団体とも連携。

地域の保全団体と連携し、入手が難しい地域性種苗を確保しています。
また、地域性種苗を用いる意義や地域の植生がわかるパネルを庭園に設置し、地域の皆さまに生物多様性を身近に感じていただけるよう取り組んでいます。

「兵庫県立 人と自然の博物館」さま
兵庫県立 人と自然の博物館
「ジ・アーバネックス六甲道」など兵庫県下のマンションでは、『兵庫県立人と自然の博物館』さまと連携し、オカトラノオ、オトギリソウ、オミナエシなどの六甲山系に由来する地域性種苗を敷地内に植栽しています。
「左京の自然を愛でるプロジェクト」さま
活動風景
「ジ・アーバネックス京都松ヶ崎」では、京都市左京区において、シカの食害などにより絶滅の危機に瀕している植物の保存・育成を図る市民活動と連携しチマキザサを植栽に導入しています。
「株式会社京都放送(KBS京都)」さま
フジバカマの譲り受け
「KRP9号館」では平安時代に貴族の邸宅であった敷地の文化や歴史を受け継ぐことを意図し、源氏物語にも登場するフジバカマを植栽しています。

各地の実績例

分譲マンション

集合住宅(分譲)2020年竣工

シーンズ塚口

六甲山系に位置するDaigasグループ社有地の植栽管理で間引かれた個体を苗木として利用。「兵庫県立人と自然の博物館」にて約1年半をかけて育て、マンション緑地内に移植し、地域固有の遺伝子の保全を図っています。一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)が主催する第10回「いきもの共生事業所認証」(ABINC 認証)を取得しました。

集合住宅(分譲)2024年竣工

シーンズ神崎川

北庭のベンチまわりには木陰を生み出す「イロハモミジ」、アプローチ南側には隣地との緩衝帯として「タブノキ」などの常緑樹を配置し、敷地内の中高木は、すべて在来種を採用しています。また外構部は「コマツナギ」などの地域性種苗を植栽しています。第18回「おおさか優良緑化賞」において、大阪府知事賞・生物多様性賞を受賞しました。

賃貸マンション

集合住宅(賃貸)2024年竣工

アーバネックス新町Ⅱ

賃貸マンションURBNEXでも、実現可能な面積に合わせた在来種を用い、生物多様性の質の高い植栽を採用(一部物件)。アーバネックス新町Ⅱでは、おしゃれなカフェやショップが集う新町エリアにふさわしい関西近郊の地域性種苗である「コマツナギ」や「カワラナデシコ」、「ウマノアシガタ」などの草花を採用しています。

オフィスビル

オフィスビル(賃貸)2021年竣工

京都リサーチパーク KRP10号館

KRP地区が9世紀半ばに貴族の館であったことに因み、源氏物語に登場する「ヤマブキ」「キキョウ」「オミナエシ」などの植物を採用し、四季を楽しめる緑地としています。KRP9号館から連続する路地空間には、ベンチやカウンターとセットとなった植栽帯を多数設け、緑とふれあう場所を用意しています。また、秋の七草のひとつである「フジバカマ」など、絶滅が危惧される植物の保全も図っています。

大阪ガス都市開発は
これからも人と自然が共存できる
より良い住まいづくりを
実現していきます。